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マーケティング 2018/05/24

ユーザー数、ページビュー数、セッション数をおさらい!

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こんにちは。クリエイティブディレクター藤本です。
今回は「アクセス数」について記事にしたいと思います。
アクセス数をもっと増やしたい!ウェブサイトを運営されているかたなら多くの方がこの要望を持っているはずです。
アクセスといってもユーザー数、ページビュー数、セッション数という指標があり、それぞれどのような意味があるのか、しっかりと理解した上で施策をたてることが重要です。

ユーザー数とページビュー数とセッション数

ウェブページの分析や改善点の検証をする際に、必要なのがアクセス解析です。多くのかたはGoogleアナリティクス(略してGA)を利用していると思います。僕たちもウェブサイトの分析にGoogleアナリティクスを利用しています。
Googleアナリティクスを利用しているとよくみる言葉「ユーザー数」「セッション数」「ページビュー数」があります。
どれもアクセス数にかかわりのある数字ですが、それぞれ明確に意味が異なり、これらの理解があいまいだとGoogleアナリティクスでの分析を正確に行うことができません。
この記事でそれぞれの意味をおさらいして正しい分析をしましょう。

超簡単に説明しますと、

ページビュー数とは

ページが見られた数のことをいいます。ウェブサイトがどのくらい見られているかを測るための最も一般的な指標です。
とあるユーザーが5ページ見れば、ページビュー数は「5」になりますし、10ページみれば「10」になります。

セッション数とは

セッションとは、ウェブサイトに訪れてから離脱するまでの一連の行動のことをいいます。
とあるユーザーが5ページ見ても10ページ見ても一連の行動は1になるのでセッション数としては「1」になります。

ユーザー数とは

アクセスしてきた人の数をいいます。
ユニークユーザー数(UU数)ということもあります。
セッション数と近い数字になることが多いですが、こちらはとあるユーザーの数を指します。

以下の図で説明しますと、

ユーザー数とページビュー数とセッション数

ケース1では、Aさんが5ページみてから離脱しました。
ユーザ数はAさんの「1」、セッション数は一連の行動が1回なので「1」、ページビューは5ページ見ているので「5となります。」
ケース2では、Bさんが4ページみてから離脱しました。
ユーザ数はBさんの「1」、セッション数は一連の行動が1回なので「1」、ページビューは4ページ見ているので「4となります。」
よって、これらを足すと、

ユーザー数:2
セッション数:2
ページビュー数:9

となります。

余談ですが「ページ/セッション(訪問別ページビューともいう)」という指標もあり、1回のセッションでどのくらいのページがみられているのかを測るものです。
一概にはいえませんが、少ないよりは多いほうがよいとされます。ただし多すぎても「サイトで迷子になっている」「なかなか目的の情報にたどりつかない」のかもしれません。じゃぁどのくらいが理想なのかですが、そのサイトのジャンルなどにより様々ですのでなんともいえませんが、ECサイトの場合、購入者の多くは「5」はみている。ということを聞いたことがあります。3〜5を目安にしてみるとよいでしょう。

ページビューとユーザー数については、比較的なじみやすい考えかと思いますが、セッションだけ少し曲者です。
セッションはさきほどの説明でもあるとおり、流入から離脱までの一連の行動のことです。
では、どういった時に行動は終える(セッションが切れるという)のでしょうか。
以下の条件に一つでも該当すればセッションが切れます。

(1)日付が代わった場合
(2)30分の間、なにも操作をしなかった場合
(3)参照元がかわった場合

これらのことが起こるとセッションが切れます。(一連の行動の終わりとなります)

(1)については日付がかわるとセッションが切れます。
(2)については、30分間操作がなかった場合セッションがきれます。ページを開きっぱなしで席を外して30分以上たてばセッションが切れます。動画などをみて操作しないで30分が経過しても同様です。
もしyoutubeの埋め込みを多くしているようなウェブサイトの場合、セッションの時間(初期値は30分)は設定で変更ができますので、より正確な数字を取りたい場合には設定変更がオススメです。

(3)の参照元が変わるについては、例えば、検索サイトにて「静岡 グルメ」と検索してとあるレストランのサイトを見ていたとします。
そのあとに「静岡 レストラン」と検索し同じレストランのサイトをみたとしてもセッションは新しく始まります。
このように流入経路がかわることでセッションが切れるのです。

以下の図で説明しますと、

ユーザー数とページビュー数とセッション数

ケース3では、Aさんが2ページみてから夕食を食べ始めました。30分経過してから再度サイトを見はじめて3ページみて離脱しました。
ユーザ数はAさんの「1」、セッション数は一連の行動が2回なので「2」、ページビューは5ページ見ているので「5となります。」
ケース4では、Bさんが3ページみてたら日付が変わりました。その後に3ページみて離脱しました。
ユーザ数はBさんの「1」、セッション数は一連の行動が2回なので「2」、ページビューは6ページ見ているので「6となります。」
よって、これらを足すと、

ユーザー数:2
セッション数:4
ページビュー数:11

となります。

こういったことからアクセス数はほとんどの場合
「ユーザー数 < セッション数 < ページビュー数」となります。
ちなみにユーザー数は「人の数」が正確にカウントされているわけではありません。
Cookieというブラウザ単位で発行される「会員証」のようなものを利用して計測しています。
なので、僕がとあるサイトを「Chrome」と「Safari」と「Firefox」でアクセスしたら、人の数は僕一人ですがユーザー数は「3」となります。もちろんパソコンとスマホでも同じことがいえます。あくまで参考値として捉えておくのが無難です。

アクセス数といっても、ユーザー数、セッション数、ページビュー数と分けることができ、さらには「ページ/セッション」「アクティブユーザー数」というような指標もあります。
アクセス数を増やしたい!という要望に対してしっかりと分解して、どの数字をどのように変化させることがウェブサイトにとっての最適解なのかを見極めることが重要なのです。


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