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採用デザイン 2017/12/13

IT業界20年目になる僕が、これからも続ける仕事のコツ

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仕事のコツ

こんにちわ。クリエイティブディレクター藤本です。

師匠ですら走り回るほど忙しいことから「師走」と名付けられた12月。
年内に終わらせる仕事もあれば、年末の整理と来年の計画など、この時期はなにかとバタバタしますね。
僕たちも例に漏れず、師走満載といった具合に日々取り組んでいます。

僕は、来年2018年に、このIT業界で20年目に突入します。
ウェブデザイナーから始まり、いまはウェブディレクションとマネジメント、時々デザインという具合で仕事をしています。
そんな僕が20年間続けている働き方、3つのコツを教えます。
来年から新たに働きはじめる新卒のかた、今年から働きはじめて苦戦しているかたに読んでいただきたい記事です。

1日を3つに分けて考える。

1日のなかでパフォーマンスが良い時間を知ること。

僕は1日を3つに分けて考えています。
A. 9:00〜12:00(3h)
B. 13:00〜16:00(3h)
C. 16:00〜19:00(3h)
という具合です。

Aの時間は、頭もシャキッとしており、体も疲労感が少なく1日で1番調子がいい時間帯
Bの時間は、ランチ後ということもあり、眠気、気だるい1日で一番冴えない時間帯
Cの時間は、頭も体も披露しているが、これで終わりという感情から意外と集中できることもある時間帯

という具合に時間帯と頭脳の関係性を割り振っています。

A:デザインや企画、計算の必要な資料作成など
B:主に打ち合わせや、細かいタスクの処理、情報収集など
C:頭を使わないで手を使ってできる作業(ルーチン作業)

こんな具合に。
僕の場合、1日の中でパフォーマンスがよい時間帯って、非常に限られていて午前中の2〜3時間と、夕方の1〜2時間程度なんです。
だからこそ、自分のパフォーマンスの良い時間帯と悪い時間帯を理解することが重要だと思います。

調子がいいのは午前中。大事な部分は午前中に仕上げること。

デザインやディレクションでも工程をいくつかに分けることができます。
その中でも、もっともエネルギーのいる工程は、デザインでいえばベースデザインの部分だったり、ディレクションでいえば、企画やWF、サイト構造の部分です。
頭も手も目もフル集中して美術的なところも数字的なところも一緒に考える工程です。
この工程を必ず午前中に行うようにしています。多くの人に言えることですが、午前中は頭がスッキリしていて1日で一番冴えている時間帯です。ランチ後の眠たい頭や夕方の疲れきった頭でしんどい仕事をするよりフレッシュな状態で仕事をすることで時間も品質も間違いなくあがります。
そうはいっても、午前中の3時間で終わりそうにないデザイン(仕事)も多くあります。その場合、午後に伸ばすのではなく、朝早くきて午前の時間を増やすことが大事です。9時〜12時の3時間では足りないなら、9時〜15時の5時間にするのではなく、7時〜12時の5時間にする。と言った具合です。
朝早くきた分(朝残業とか前残業といわれています)、定時にしっかり帰り、また次の日に備えることも大事です。

1日のなかで集中しよいパフォーマンスが出せる時間帯は限られています。(僕の場合、多くても4-5時間、平均すれば3時間程度)その時間にどんな仕事をすることが重要なのかを明確にすることで、仕事の質は大きく変わってきます。


毎日インプット、できればアウトプットをする

継続は力なり。これホント大事。

僕が20年前にこのIT業界に足を踏み入れる前はまったく他業種にいました。
人に自慢できる学歴もなければ、デザイン業界についての知識も経験値もありませんでした。
そんな僕を雇用してくれた当時の会社にはいまでも感謝していますが、1日でも早く知識を身に着け恩返しをしようと必死でした。
いまのように手取り足取り教えてくれる先輩もいなければ、教科書のような書籍もすくなく、ネット記事もほとんどない時代でした。教わるには不向きな時代だったといえるでしょう。
だって業界が生まれたばかりだから、教えるまで経験値のある人がそもそも少ない時代だったからね。v だから、オライリーの本を片っ端から買い漁り、会話のなかでわからなかったことは全てメモしてあと、オライリーで調べる。ということを繰り返しました。
いつのまにか、1日1個は必ず身につける。という目標ができて(結果として数年間は1個どころではなかったけど)、数年後には身につけたことを共有することを始めます。
いまはグループウェア(サイボウズ)で、気になる記事やニュースを共有し自分の考えもまとめる。ということを続けています。
さきほどグループウェアの一番古い記事を確認したところ、2012年6月25日でした。だいたい2000日が経過しており、投稿数は1409となっています。休暇を600日程度と換算できますので毎日1件以上投稿していることになります。
この癖付けができたおかげで、デザインやディレクションではいろいろな角度で提案もできると自負しています。自分でいうのもなんですが、本当に継続は力なりだと感じます。

未来は予測不能。時代はスピーディーにかわる。

最近、ロボットに取って代わる仕事10選!みたいな記事やニュースを目にすることがあると思います。
脅しではなく、あと5年もすれば実際多くの仕事をロボットが代わって行うでしょう。
ただし、それは急に切り替わるわけではありません。多くの場合、徐々にロボットによる仕事が増えてきていつのまにかなくなっているんだと思います。
ただしそういったことに対してニュースを捉えていないひとにとっては急になくなったと思うかもしれません。
いま、テクノロジーは世界中にいる天才たちが知恵を絞って、どんどんすごいスピードで進化しています。

自動運転する車、自己判断ができるドローンが開発されれば配達ドライバーやタクシードライバーの仕事はロボットに変わるかもしれません。
人工知能が自動的にウェブサイトを作る。といったニュースも目にします。そうなればウェブデザイナーの仕事の多くは不要になるかもしれません。

でも急にかわることはなく、最新のニュースや業界の動きに対して敏感に反応していれば、しっかりと対策を立てられますし、むしろその動きによりうまれる新しい仕事をみつけることも可能です。
今では、ネットの記事も充実していますし(情報の真偽が問題ですが)、本を買わなくてもある程度勉強ができる良い時代です。
1日のなかでインプットする時間を確保して、インプットに対する癖付け(できればアウトプットもセットで)を、心がけることが、これからも働き続けるうえでは大事なことだと思います。

こちらの記事も参考にしてみてください。【新人デザイナー必見!情報収集に欠かせないWebサイト20選!


ユーザーファーストが大事

自分もそのユーザーでいること。

しずおかオンラインでも大事にしているのが「ユーザーファースト」です。
おそらく多くの企業やサービスが、ユーザーファーストを大事に考えていることだと思います。
テレビや新聞、ラジオの時代からインターネットに携帯、スマホといったチャネルが増え「いつ、どこでも、だれでも」メディアに参加できる今、ユーザーファーストでないサービスや商品は淘汰されるといわれています。
そんなユーザーファーストですが、その考えは非常に難しく、それについての議論はまた別の機会におこなうとして、僕が大事にしていることは「自分もそのユーザーの一員になること」です。

2009年〜4年間ほど、仕事が非常に忙しく、毎日朝から夜遅くまで仕事をしていた時期がありました。テレビをみることもなければ、世間のトレンドを知る機会がなく、さっぱりわからない状態でした。
とあるクライアントから、自分に近い世代をターゲットにした企画提案を求められた時、自分の世代でいま何がトレンドでなにに注目が集まっているのか?まったくわからないことがありました。当然若い世代やシニアなど自分ごとではない世代のことなどもっとわからなかったです。
仕事ばかりをし、ユーザーファーストをしていたつもりでしたが、自分がまずはユーザーと同じ視点にたっていないことに気づきました。
ユーザーファーストは非常に難しい概念です。ただしそれらを考えるにはまず自分がユーザーと同じ視点にたたないといけません。
流行っているものがあれば、注目してみる、買ってみる、試してみる、評価してみる、共有してみる、他者からの反応をみる。
まずは自分がユーザーと同じ行動や生活をすることで新しい考えや提案がうまれてくるはずです。


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